2023-06-21有価証券報告書 日本鋳造株式会社

企業名 日本鋳造株式会社
URL https://www.nipponchuzo.co.jp/
業種 鉄鋼
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2627.0
所在地 川崎市川崎区白石町2-1






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、主に鋳造関連事業を展開する企業であり、日本鋳造および子会社1社で構成されています。主要な取引先であるJFEスチール株式会社は、当社の議決権の36.2%を所有しています。

各事業の内容と状況

当社グループは「鋳造関連事業」の単一セグメントを持ち、以下の品種に分けて事業を展開しています。

事業内容 品種 分担会社
鋳造関連事業 鋳鋼品、鋳鉄品 当社
鋳造関連事業 鋼構造品、景観 当社、㈱ダット
鋳造関連事業 加工品、その他 当社

素形材部門では、半導体製造装置向け鋳鋼品や鉱山機械向け鋳鋼品の受注が増加。エンジニアリング部門では橋梁部品などの需要が安定し、売上が大きく伸びました。

従業員について

区分 従業員数(名)
鋳鋼品、鋳鉄品 150
鋼構造品、景観 65
管理、その他 62
合計 277
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
272 41.1 14.5 5571

関連企業

当社の関連企業には、子会社の「株式会社ダット」があります。主要な関連会社として「JFEホールディングス株式会社」および「JFEスチール株式会社」が挙げられます。

業績

指標 決算年月 2022年3月 2023年3月 前期比(%)
売上高 (百万円) 12106 14811 22.3
経常利益 (百万円) 814 701 -13.9
純利益 (百万円) 663 568 -14.4

各指標の増減について

売上高の大幅な増加は、素形材部門およびエンジニアリング部門の受注増加によるものです。一方で、原材料費やエネルギーコストの高騰により、経常利益および純利益が減少しました。

リスクについて

当社に関連する主なリスク項目とその対策は以下のとおりです。

リスク項目 リスクシナリオ リスク対策
材料価格の高騰 原材料費の高騰が販売価格に転嫁できない可能性 コスト削減による競争力の確保
為替レートの変動 海外OEM品の調達価格の上昇の可能性 外貨入金を支払に充て、為替影響を軽減
品質リスク 品質クレーム・納期遅延による信頼性低下 QA教育の実施、不良品撲滅に向けたPDCA活動の推進

まとめ

2023年度の当社は、売上高の大きな伸びが見られましたが、原材料コストの上昇による利益の減少が課題です。素形材部門およびエンジニアリング部門の受注が好調であり、将来性も期待できるため、全体として業績は安定しています。しかし、コスト管理と効率化が今後の主要な課題となるでしょう。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.2 丸紅建材リース株式会社
No.3 日本高周波鋼業株式会社
No.4 ダイキョーニシカワ株式会社
No.5 株式会社メタルアート
No.6 中央発條株式会社
No.7 未来工業株式会社
No.8 オークマ株式会社
No.9 ユニプレス株式会社
No.10 大同特殊鋼株式会社

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。