企業名 | 大研医器株式会社 |
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URL | https://daiken-iki.co.jp/ |
業種 | 精密機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 495.0 |
所在地 | 和泉市あゆみ野2丁目6番2号 |
企業概要
当社は、研究開発型医療機器メーカーとして、主に麻酔関連・病院内感染防止関連製品の企画開発・製造販売を行っています。欧米メーカーが中心の医療機器業界において、当社独自の技術と医療現場のニーズに基づいた製品開発を行っています。基礎研究から製品の製造まで一貫して行い品質管理も厳格に行っています。
各事業の内容と状況
当社の製品は5つの製品群に分類されます。
吸引器関連
病院内感染防止製品で、手術室や集中治療室で使用される非電動式の真空吸引器。
注入器関連
麻酔関連製品で、手術後の痛みを軽減するカテーテルに付ける加圧式医薬品注入器。
電動ポンプ関連
微量の薬液を精密かつ持続的に投与するための医用電気機器。
手洗い設備関連
手術室や病棟で使われる手洗い用設備装置。
その他
前述の製品群以外の製品。
従業員について
従業員数(名) | 臨時従業員数(名) | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与(千円) |
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188 | 120 | 41歳 11ヶ月 | 11年 10ヶ月 | 5656 |
労働組合はなく、労使関係は円滑。管理職に占める女性の割合は16.7%、男性の育児休業取得率は35.0%、労働者男女の賃金差異は全労働者では55.7%です。
業績
指標 | 当期数値 | 前期比 (%) |
---|---|---|
売上高 | 9,137百万円 | +7.0 |
営業利益 | 1,054百万円 | -8.4 |
経常利益 | 1,053百万円 | -8.6 |
当期純利益 | 712百万円 | -14.3 |
各指標の増減について
売上高は手術器具の販売増加により増加しましたが、資源価格や円安の影響により営業利益と経常利益は減少しました。棚卸資産の影響もあり、利益の減少が見られます。
リスクについて
- 製品開発の進度リスク:開発速度の遅延が業績に影響を与える可能性。
- 販売価格引下げリスク:医療費抑制政策の影響による価格圧力。
- 法規制リスク:法的規制の変更や強化が業績に影響を与える可能性。
- 特定製品依存リスク:特定の製品に過度に依存することによる収益リスク。
- 人材確保リスク:専門知識を持つ人材の確保と育成が重要。
- 自然災害リスク:製造拠点の集中に伴うリスク。
- 感染症リスク:感染症により事業運営が影響を受ける可能性。
まとめ
当社は、医療現場のニーズを第一に考えた製品開発を行い、独自技術を駆使して医療機器市場で好調に展開しています。しかし、外部環境や医療費抑制、競争激化といったリスク要因があります。中長期的には、現場密着型の研究開発と拡販戦略が成功するかが企業価値向上の鍵となります。現状では一定の収益性を維持していますが、リスク管理が重要です。
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