2023-06-21有価証券報告書 トランス・コスモス株式会社

企業名 トランス・コスモス株式会社
URL https://www.trans-cosmos.co.jp/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 29065.0
所在地 渋谷区東一丁目2番20号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社の企業集団は、当社、子会社86社(うち連結子会社70社)および関連会社18社(うち持分法適用会社10社)で構成され、国内・海外で付加価値の高いサービスをワンストップで提供しております。

各事業の内容と状況

当社は、単体サービス、国内関係会社および海外関係会社の3つのセグメントに分けられ、それぞれの事業領域で活動しております。各セグメントの現状と見通しは次のとおりです。

単体サービスセグメント:
新型コロナ関連業務を除く既存事業の受注増加により、売上高は244,513百万円(前期比+2.4%)と増収しました。
しかし、収益性の低下によりセグメント利益は前期比-10.7%の15,929百万円となりました。

国内関係会社セグメント:
一部の上場子会社やBPOサービス事業子会社の受注増加により、売上高は43,208百万円(前期比+7.7%)となり、
セグメント利益は前期比+1.5%の3,741百万円となりました。

海外関係会社セグメント:
韓国、東南アジア、中国各子会社での受注増加により、売上高は98,309百万円(前期比+13.7%)となった一方、損益については
為替の影響等によりセグメント利益は前期比-16.4%の3,629百万円となりました。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 臨時雇用者数(名)
単体サービス 16,791 22,179
国内関係会社 2,323 2,486
海外関係会社 21,468 5,044
合計 40,582 29,709

関連企業

主要な関連企業には以下が含まれます:

  • 株式会社Jストリーム(東京都港区) – 国内関係会社(議決権50.35%)
  • 応用技術株式会社(大阪府大阪市北区) – 国内関係会社(議決権60.23%)
  • 大宇宙信息創造(中国)有限公司(中国天津市) – 海外関係会社(議決権100%)
  • transcosmos Korea Inc.(韓国ソウル市) – 海外関係会社(議決権100%)
  • 上海特思尓大宇宙商務咨詢有限公司(中国上海市) – 海外関係会社(議決権100%)

業績

回次 決算年月 売上高 (百万円) 経常利益 (百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 包括利益 (百万円) 純資産額 (百万円) 総資産額 (百万円) 1株当たり当期純利益 (円) 自己資本比率 (%) 自己資本利益率 (%) 営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円)
第34期 2019年3月 284,696 5,394 4,433 6,070 74,915 135,268 106.90 52.9 6.4 3,889
第35期 2020年3月 311,871 8,954 6,279 4,386 77,969 143,985 151.40 51.5 8.6 8,093
第36期 2021年3月 336,405 18,012 10,022 12,785 92,516 175,883 241.65 48.8 12.5 15,715
第37期 2022年3月 354,085 28,902 21,488 32,003 120,880 218,455 518.12 51.7 21.6 15,770
第38期 2023年3月 373,830 23,072 15,767 10,545 112,381 193,842 389.22 53.4 14.6 24,253

各指標の増減について

最新の業績データを見てみると、売上高は前期比+5.6%の373,830百万円でした。経常利益は-20.2%減少し23,072百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比-26.6%減少し15,767百万円となりました。
なお、自己資本比率は53.4%と安定しています。

リスクについて

本企業特有のリスクとしては、以下の点が挙げられます:

  • 技術革新に追従できないリスク: 常に最新の技術を開発・導入していく必要がありますが、それが難しい場合、ビジネスが縮小する可能性があります。
  • カントリーリスク: グローバルに展開している関係で、各国の政治・経済情勢が影響を与える可能性があります。
  • M&Aリスク: 合併・買収が計画通りに進まない場合、事業シナジーが発揮できないリスクがあります。
  • 人材確保リスク: 高度な専門知識や経験を持つ優秀な人材の確保ができない場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 情報セキュリティリスク: 重要な情報の流出やサイバー攻撃への対応が不十分な場合、業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

まとめ

本企業の業績は堅調に推移しており、特に売上高は増加しています。しかしながら、経常利益や純利益の減少が見られる点は注意が必要です。リスク要因としては技術革新への対応やグローバル展開に伴うリスクなどが挙げられます。
全体として、安定感ある業績を維持しつつも、一部の指標で改善の余地が見られるため、今後の企業戦略と施策には注目すべきです。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。