企業名 | 株式会社マルイチ産商 |
---|---|
URL | https://www.maruichi.com/ |
業種 | nan |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 3719.0 |
所在地 | 長野市市場3番地48 |
企業概要
この企業は食品の流通を通じて社会に奉仕し、価値ある流通機能の創造に努めることを経営理念として掲げています。主要販売エリアを甲信越地域としており、全国的にも事業を展開している総合食品卸売業です。
各事業の内容と状況
水産事業
水産事業では、水産物やその加工品を国内外から調達し、小売店や業務用卸を中心に販売しています。現在、国産天然魚の不漁や魚食需要の増加による価格上昇が課題となっており、安定的な供給体制の構築が求められています。
一般食品事業
一般加工食品を中心に扱うこの事業では、主に企業集団外部から仕入れた商品を小売店等へ販売しています。原材料価格の高騰による価格上昇が進む一方で、販売の低価格競争が激化しており、収益力の向上が課題です。
畜産事業
畜産事業では、国内外から仕入れた畜産物を加工・販売しており、特に食肉製品や惣菜の製造に注力しています。飼料や燃料価格の高騰が課題となっており、コストの上昇に対する対応が重要です。
丸水長野県水グループ
長野県を中心とするこのグループは、主に生鮮食品や冷凍食品の卸売事業を展開しており、県内外への販売を強化しています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 正社員数(人) |
---|---|---|
水産事業 | 421 | 132 |
一般食品事業 | 98 | 98 |
畜産事業 | 103 | 210 |
丸水長野県水グループ | 197 | 371 |
その他 | 122 | 135 |
全社(共通) | 101 | 40 |
合計 | 1042 | 986 |
当社の労働組合はマルイチ労働組合と称し、組合員数は367名で、労使関係は良好です。
関連企業
この企業は連結子会社13社、持分法適用関連会社3社及びその他の関係会社1社で構成されており、水産物、畜産物等の生鮮食料品及びその加工品、一般加工食品の卸売を行っています。主要な関連企業には、㈱丸水長野県水、マルイチ・ロジスティクス・サービス㈱などがあります。
業績
決算期 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 225,639 | 230,722 | 227,693 | 238,302 | 246,723 |
経常利益(百万円) | 2,337 | 2,377 | 2,590 | 2,318 | 2,266 |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 1,187 | 1,303 | 1,235 | 688 | 1,260 |
包括利益(百万円) | 1,136 | 996 | 1,628 | 610 | 1,506 |
純資産額(百万円) | 21,351 | 22,001 | 23,248 | 23,476 | 24,548 |
総資産額(百万円) | 57,393 | 51,282 | 52,986 | 53,680 | 55,376 |
1株当たり純資産額(円) | 949.27 | 976.23 | 1,029.61 | 1,034.87 | 1,081.52 |
各指標の増減について
売上高は年々増加しており、特に2023年3月期には前年度比3.5%増の246,723百万円となりました。一方で、経常利益は若干減少しており、前年度比2.3%減の2,266百万円となっています。
リスクについて
主要なリスクとして、自然災害や感染症の発生、食品の安全性、原材料価格の変動、債権の貸倒れなどが挙げられます。これらのリスクに対し、同社は危機管理体制や品質管理体制の強化に努めています。
まとめ
本企業は売上高の増加を見せながらも、経常利益の減少が見られる年もあります。コストの上昇等が課題となっていますが、全体的には安定した成長を続けています。業績の好調さを背景に、さらなる成長が期待されますが、自然災害や感染症、原材料価格の変動などのリスクには慎重な対応が求められます。今後も業績の推移を注視しつつ、持続的成長を目指した取り組みを続けていくことが重要です。
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