企業名 | 株式会社デンソー |
---|---|
URL | https://www.denso.com/jp/ja/ |
業種 | 輸送用機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 187457.0 |
所在地 | 刈谷市昭和町1丁目1番地 |
企業概要
株式会社デンソーは、世界的な自動車部品メーカーとして知られており、日本国内外に多数の子会社と関連会社を有しています。主要事業はサーマルシステム、パワートレインシステム、モビリティエレクトロニクス、エレクトリフィケーションシステム、先進デバイス、非車載事業など多岐にわたります。
各事業の内容と状況
デンソーは連結子会社190社、関連会社83社を通じて、以下の主要製品を製造・販売しています:
- サーマルシステム: 乗用サーマル、商用サーマルなど
- パワートレインシステム: 噴射機器、エンジン機器、エレクトリックコンポーネントなど
- モビリティエレクトロニクス: エレクトロニクス、セーフティシステムなど
- エレクトリフィケーションシステム: エレクトリフィケーションコンポーネント、シャシーコントロールコンポーネント、モータなど
- 先進デバイス: メカトロニクスシステム、センシングシステム、セミコンダクタなど
- 非車載事業: AUTO-ID関連、FA関連など
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(名) | 従業員数(名) (臨時雇用者) |
---|---|---|
日本 | 79,304 | (16,129) |
北米 | 22,722 | (1,931) |
欧州 | 14,142 | (2,651) |
アジア | 45,568 | (10,078) |
その他 | 2,836 | (110) |
合計 | 164,572 | (30,899) |
また、提出会社の従業員数は44,758名で、平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は22.9年、平均年間給与は8,113,982円です。
関連企業
以下に主な関連企業を示します。
- 京三電機株式会社 (自動車部品製造販売)
- 浜名湖電装株式会社 (自動車部品製造販売)
- 株式会社デンソーエレクトロニクス (自動車部品製造販売)
- 株式会社デンソーダイシン (生産用設備・自動車部品製造販売)
- 株式会社デンソーワイパシステムズ (自動車部品製造販売)
- その他多数の関連企業が国内外に存在します。
業績
項目 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|
売上収益(百万円) | 5,153,476 | 4,936,725 | 5,515,512 | 6,401,320 | 16.1 |
営業利益(百万円) | 61,078 | 155,107 | 341,179 | 426,099 | 24.9 |
当期利益(百万円) | 84,622 | 148,095 | 288,754 | 347,861 | 20.5 |
各指標の増減について
デンソーの売上収益は前年に比べ16.1%増加し、6兆4013億円に達しました。これは主に電動化製品や先進安全製品の拡販が順調に進んだためです。また、営業利益も24.9%増加し、4,261億円となりました。これは、材料費やエネルギー費用の高騰の中で、合理化とコスト上昇分の価格反映ができたためです。
リスクについて
デンソーが直面するリスクの中で、次の点が特に重要です。
- 経済状況: 世界中の経済状況が自動車の需要に直接影響を及ぼす可能性があります。
- 為替レートの変動: 為替レートの変動はデンソーの業績に影響を与えるリスクがあります。
- 原材料や部品の供給リスク: 価格の高騰や供給不足が業績に影響を与える可能性があります。
- 気候変動によるリスク: 燃費・排ガス規制や異常気象による影響が考えられます。
- 情報セキュリティリスク: サイバー攻撃等のリスクが増しています。
これらのリスクへの対策として、デンソーは供給能力の強化や多様なリスク管理手法を採用しています。
まとめ
株式会社デンソーの業績は、新型コロナウイルス感染症や半導体不足といった課題を乗り越え、順調に回復しつつあります。特に売上収益や営業利益が前年同期比で大幅に増加していることから、企業としての成長が持続していると言えるでしょう。今後も電動化や安全技術の拡充を図り、さらに持続可能な社会の実現に向けて積極的な取り組みを続けることが期待されます。
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