| 企業名 | 株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング |
|---|---|
| URL | https://www.jpte.co.jp/ |
| 業種 | 精密機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 4958.0 |
| 所在地 | 蒲郡市三谷北通６丁目２０９番地の１ |
企業概要
当社は、「医療の質的変化をもたらすティッシュエンジニアリングをベースに、組織再生による根本治療を目指し、21世紀の医療そのものを変えてゆく事業を展開する」ことを設立趣旨とする企業です。「再生医療をあたりまえの医療に」をビジョンに掲げ、再生医療製品の開発、製造、販売などを行っています。また、2021年以降帝人グループの一員となり、更なる事業拡大を目指しています。
各事業の内容と状況
当社の主要な事業は次の通りです。
- 再生医療製品事業: 再生医療技術を利用し、再生医療等製品を開発・製造・販売。
- 再生医療受託事業: 再生医療等製品の開発や製造を受託。
- 研究開発支援事業: 研究用ヒト培養組織の開発・製造・販売。
各事業の現状と見通しについては以下の通りです。
再生医療製品事業
再生医療等製品の開発と販売が進行中。自家培養表皮ジェイス、自家培養軟骨ジャック、自家培養角膜上皮ネピックなど様々な製品が医療現場で使用されている。また、2023年3月にはメラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンの製造販売承認を取得。
再生医療受託事業
医療機関や企業から再生医療等製品の受託開発を請け負っている。特に帝人との協力で新規案件獲得を目指している。
研究開発支援事業
研究用ヒト培養組織ラボサイトシリーズを開発・販売している。動物実験の代替として需要が拡大中。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 215 | 38.00 | 9.40 | 5,832,511 |
事業別従業員数
| セグメントの名称 | 従業員数（名） |
|---|---|
| 再生医療製品事業 | 100 |
| 再生医療受託事業 | 25 |
| 研究開発支援事業 | 17 |
| 全社（共通） | 73 |
| 合計 | 215 |
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 （百万円） | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合 (％) | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 帝人株式会社（親会社） | 大阪市北区 | 71833 | 合成繊維、化成品等の研究、製造、販売等 | 57.73 | 技術提携、開発委託など |
業績
| 項目 | 数値 (千円) | 前期比 (%) |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,032,448 | -3.4% |
| 営業損失 | 728,119 | -46.2% |
| 経常損失 | 725,477 | -46.8% |
| 当期純損失 | 729,317 | -46.4% |
各指標の増減について
売上高は前期比3.4%減少しましたが、これは新型コロナウイルス影響による手術の延期・中止が主な要因です。営業損失や経常損失も増加しています。
リスクについて
当社の主要なリスクは次の通りです。
- 市場規模: 対象患者の発生状況や他社の参入により、売上高が大きく変動する可能性。
- 法規制: 法改正や医療行政の方針変更による急激な環境変化が経営に影響。
- 災害・パンデミック: 大規模災害やパンデミックにより生産や販売が停止するリスク。
- 人材流出: 競合企業が増えたことで専門人材の流出のリスクが高まっています。
まとめ
当社は再生医療の最前線で活動し、多くの治療法を提供していますが、新型コロナウイルスの影響や法規制のリスクなどが今後の課題です。企業としての基盤強化と市場拡大を目指し、引き続き成長が期待される企業です。全般的に見ると、現状は慎重に見守る必要があるものの、将来的にはポテンシャルがあります。
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