2023-06-13有価証券報告書 愛三工業株式会社

企業概要

当社グループ(当社および当社の関係会社)は、愛三工業株式会社(当社)、子会社28社および関連会社１社より構成されており、自動車部品の製造・販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。

各事業の内容と状況

当社は、自動車部品の製造・販売を中心に活動しています。主な製品には燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタなどがあります。最近では、革新的な自動車部品の開発と提供を進めております。

従業員について

セグメントの名称	従業員数(名)	内、平均臨時雇用者数(名)
日本	3179	768
アジア	3671	732
米州	1280	129
欧州	679	21
合計	8809	1650

平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は21.0年、平均年間給与は6,617,290円です。

関連企業

当社グループには多くの関連企業があります。主な関連企業には、テイケイ気化器株式会社、株式会社ニチアロイ、愛三熊本株式会社などがあり、これらの企業が自動車部品の製造・販売を行っています。また、アジアや米州、欧州にある関連企業も多く存在し、グローバルに事業を展開しています。

業績

ここでは最新の業績についてまとめます。

項目	2019年3月	2020年3月	2021年3月	2022年3月	2023年3月	前年比
売上高 (百万円)	213,494	205,489	181,427	193,751	240,806	24.3%
経常利益 (百万円)	8,181	6,866	4,986	10,255	14,083	37.3%
当期純利益 (百万円)	6,124	△5,073	3,525	6,831	8,504	24.5%

各指標の増減について

売上高および利益が前年と比べて大幅に増加しました。これは、パワートレイン製品の基盤強化や電動化製品の開発が奏功しており、またカーボンニュートラルを目指した取り組みの結果でもあります。

リスクについて

この企業が直面している主なリスクには、以下のようなものがあります。

1. 経済状況の変動による自動車部品の需要減少。
2. 為替レートの大幅な変動。
3. 原材料や部品の価格の高騰や品不足。
4. 車の電動化に関する新製品開発の遅れ。
5. 自動車部品業界における厳しい価格競争。
6. 主要取引先への依存。

まとめ

本年度の業績は、売上高と利益が大幅に増加し、企業の競争力とサステナビリティへの取り組みが功を奏しました。将来的にも電動化製品の開発とカーボンニュートラルへの取組みが期待され、企業の成長は継続すると見込まれます。一方で、経済情勢や競合他社との価格競争などのリスク要因にも注意が必要です。