企業概要
株式会社ロック・フィールドは、主に中食・惣菜事業を展開する企業で、創業50周年を迎えました。「ビジョン2030:食の可能性を切り拓き、豊かな未来を共創する。SUSTAINABLE FOOD COMPANY」を掲げ、商品力・技術力の進化、新たな顧客接点の拡充、経営基盤の強化を推進しています。
各事業の内容と状況
以下は、各事業の内容と現状、見通しについてです。
- サラダ事業:主力商品の一つであり、売上は前年とほぼ同水準を維持。
- RF1 フライ:売上は前期比108%増と好調。
- その他惣菜:売上は前年とほぼ同水準。
- グリーン・グルメ:セレクトショップとして多彩な商品の提案を強化し、売上は前期比2.8%増。
- いとはん:和さらだや料理の提案を強化し、売上は前期比5.8%増。
- 神戸コロッケ:定番商品のブラッシュアップや季節商品の提案により、売上は前期比3.2%増。
- 融合:アジア料理のリブランディングを行い、売上は前年とほぼ同水準。
- ベジテリア:健康サポート商品の提案を強化し、売上は前期比11.8%増。
- 外販(卸):冷凍食品の取引先及び取扱い店舗を拡大し、売上は前期比16.4%増。
従業員について
項目 | 内容 |
---|---|
従業員数 | 約2,000名 |
平均年齢 | 35歳 |
平均給与 | 約400万円 |
関連企業
主要な関連企業として、岩田(上海)餐飲管理有限公司があります。
業績
項目 | 2024年4月期 | 前期比(%) |
---|---|---|
売上高 | 51,357百万円 | 2.8% |
営業利益 | 1,738百万円 | 15.8% |
経常利益 | 1,785百万円 | 14.1% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,252百万円 | 16.1% |
各指標の増減について
売上高の増加は、新たな顧客接点の拡充と商品の付加価値向上によるものです。営業利益と経常利益は、労働力の確保と効率化によるコスト削減が寄与しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益の増加は、配当金の増加と株価の上昇によるものです。
今後の見通し
項目 | 2025年4月期予想 | 当期比(%) |
---|---|---|
売上高 | 53,467百万円 | 4.1% |
営業利益 | 2,042百万円 | 17.5% |
経常利益 | 2,083百万円 | 16.7% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,035百万円 | -17.3% |
見通しの増減について
売上高と営業利益の増加は、冷凍食品の販路拡大とロック・フィールドメンバーズの関係強化によるものです。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、人件費の上昇と採用コストの増加が影響しています。
まとめ
株式会社ロック・フィールドは、安定した業績を維持しつつ、新たな顧客接点の拡充と商品の付加価値向上に取り組んでいます。今後の見通しとしては、売上高と営業利益の増加が期待されますが、人件費の上昇に対する対策が重要です。総じて、現状は好調であり、今後の成長が期待されます。