相対年度 | 4期前 | 3期前 | 2期前 | 前期 | 当期 | 前期比(%) |
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項目名 | ||||||
PBR | ー | ー | ー | 1.49 | 1.22 | -18.3 |
PER(株価収益率) | 17.25 | 12.19 | 8.21 | 10.48 | 8.51 | -18.9 |
ROA(総資産利益率) | ー | ー | ー | 2.59 | 3.09 | 19.2 |
ROE(自己資本利益率) | 9.10 | 13.30 | 14.69 | 15.10 | 15.19 | 0.7 |
売上高利益率 | ー | ー | ー | 4.40 | 3.70 | -15.9 |
純利益 | ー | ー | ー | 2,195百万円 | 2,476百万円 | 12.8 |
売上高 | 32,878百万円 | 39,037百万円 | 41,395百万円 | 49,552百万円 | 67,579百万円 | 36.4 |
純資産 | ー | ー | 3,376百万円 | 15,395百万円 | 17,250百万円 | 12.0 |
総資産 | 54,243百万円 | 57,306百万円 | 65,495百万円 | 83,027百万円 | 79,568百万円 | -4.2 |
株価の割安性:割安
この企業は、PERが8.51倍、PBRが1.22倍と市場平均を下回っており、割安と判断されます。割安の要因としては、売上高が36.4%増加し、純利益も12.8%増加していることから、業績が堅調に推移していることが挙げられます。また、ROEが15.19%と高水準であることも、企業の収益性が高いことを示しています。これらの要素が投資家からの評価を高める一方で、株価が市場平均を下回る水準にとどまっているため、割安と見られます。
収益性:平均的
当期のROEは15.19%、ROAは3.09%、売上高利益率は3.70%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、ROEは10%を超えているため「高い」と評価できますが、ROAは5%を下回っており「低い」と評価できます。売上高利益率も3.70%と低めです。したがって、総合的に見て収益性は平均的と判断できます。
収益性が平均的である要因として、売上高は前期比36.4%増加しているものの、売上高利益率が低下していることが挙げられます。これは、コスト管理や価格競争の影響が大きいと推測されます。また、ハウス・リースバック事業や不動産売買事業における高収益案件の増加がROEの高さに寄与している一方で、総資産に対する利益率が低いためROAが低くなっています。
業績のトレンド:好調
この企業の業績トレンドは「好調」と判断されます。売上高は前期比36.4%増加し、67,579百万円に達しています。純利益も12.8%増加し、2,476百万円となっています。ROAは19.2%増加し、ROEも0.7%増加しています。これらの数値は、企業が安定した成長を遂げていることを示しています。
要因としては、ハウス・リースバック事業や不動産売買事業の好調が大きく寄与しています。特に、ハウス・リースバック事業の売上高は前期比17.0%増加し、26,005百万円に達しています。また、不動産売買事業の売上高も前期比73.2%増加し、34,416百万円となっています。これらの事業の成長が全体の業績を押し上げています。
株式会社And Doホールディングスの概要や事業内容など
企業名 | 株式会社And Doホールディングス |
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URL | https://www.housedo.co.jp/and-do/ |
業種 | 不動産業 |
決算日 | 6月30日 |
企業概要
株式会社And Doホールディングス(以下「当社」)は、株式会社ハウスドゥ住宅販売、株式会社ハウスドゥ・ジャパン、株式会社フィナンシャルドゥ、株式会社ハウスドゥ販売管理、株式会社京葉ビルドの6社及び関連会社1社で構成されています。当社グループは「お客様から必要とされ、お客様へ尽くします。」という経営理念のもと、不動産サービスメーカーとして時代のニーズに即したソリューションサービスを提供し続けることを目指しています。また、「住まいのすべてを、スマートに。」をスローガンに掲げ、国内1,000店舗のフランチャイズチェーンネットワークを構築し、不動産情報のオープン化を推進しています。当社グループは、売上高経常利益率10%、自己資本比率30%を目標に掲げ、持続的な成長と安定的な収益確保を目指しています。2024年6月期の連結売上高は67,579百万円、経常利益は3,457百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,476百万円となりました。
事業内容
当社グループは以下の主要な事業を展開しています:
1. **フランチャイズ事業**:株式会社ハウスドゥ住宅販売がハウスドゥブランドでのフランチャイズ展開を行い、中小不動産事業者や新規参入企業に対し、不動産売買仲介及び賃貸事業のノウハウを提供しています。2024年6月期には新規加盟契約数104件、累計加盟店舗数707件、新規開店店舗数100店舗、累計開店店舗数643店舗を達成しました。
2. **ハウス・リースバック事業**:当社が展開する「ハウス・リースバック」サービスは、住みながら自宅を売却できるシステムで、資産整理や資金調達のための新しい選択肢を提供しています。2024年6月期には新規物件取得数1,171件、累計保有物件数587件、売却件数1,226件を記録しました。
3. **金融事業**:株式会社フィナンシャルドゥがリバースモーゲージ保証事業を展開し、高齢者向けの資金調達手段を提供しています。2024年6月期には新規保証件数545件、累計保証件数1,639件を達成しました。
4. **不動産売買事業**:当社及び株式会社ハウスドゥ・ジャパンが中古住宅買取再生販売、新築戸建住宅建売、住宅用地の開発などを行っています。2024年6月期には取引件数1,005件を達成し、売上高は34,416百万円となりました。
5. **不動産流通事業**:株式会社ハウスドゥ住宅販売が不動産売買仲介を行い、インターネットや紙媒体を活用した集客手法でお客様のニーズに応じた住まい探しをサポートしています。2024年6月期には仲介件数1,742件を記録しました。
6. **リフォーム事業**:株式会社ハウスドゥ・ジャパンがリフォームサービスを提供し、幅広い客層や価格帯に対応したリフォームを行っています。2024年6月期には契約件数1,534件、完工件数1,537件を達成しました。
これらの事業を通じて、当社グループは不動産業界の多様なニーズに対応し、持続的な成長を目指しています。