2024-06-11決算短信 株式会社ロック・フィールド

株式会社ロック・フィールドの2024年4月期決算短信の解説

企業概要

株式会社ロック・フィールドは、主に中食・惣菜事業を展開する企業で、創業50周年を迎えました。「ビジョン2030:食の可能性を切り拓き、豊かな未来を共創する。SUSTAINABLE FOOD COMPANY」を掲げ、商品力・技術力の進化、新たな顧客接点の拡充、経営基盤の強化を推進しています。

各事業の内容と状況

以下は、各事業の内容と現状、見通しについてです。

  • サラダ事業:主力商品の一つであり、売上は前年とほぼ同水準を維持。
  • RF1 フライ:売上は前期比108%増と好調。
  • その他惣菜:売上は前年とほぼ同水準。
  • グリーン・グルメ:セレクトショップとして多彩な商品の提案を強化し、売上は前期比2.8%増。
  • いとはん:和さらだや料理の提案を強化し、売上は前期比5.8%増。
  • 神戸コロッケ:定番商品のブラッシュアップや季節商品の提案により、売上は前期比3.2%増。
  • 融合:アジア料理のリブランディングを行い、売上は前年とほぼ同水準。
  • ベジテリア:健康サポート商品の提案を強化し、売上は前期比11.8%増。
  • 外販(卸):冷凍食品の取引先及び取扱い店舗を拡大し、売上は前期比16.4%増。

従業員について

項目 内容
従業員数 約2,000名
平均年齢 35歳
平均給与 約400万円

関連企業

主要な関連企業として、岩田(上海)餐飲管理有限公司があります。

業績

項目 2024年4月期 前期比(%)
売上高 51,357百万円 2.8%
営業利益 1,738百万円 15.8%
経常利益 1,785百万円 14.1%
親会社株主に帰属する当期純利益 1,252百万円 16.1%

各指標の増減について

売上高の増加は、新たな顧客接点の拡充と商品の付加価値向上によるものです。営業利益と経常利益は、労働力の確保と効率化によるコスト削減が寄与しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益の増加は、配当金の増加と株価の上昇によるものです。

今後の見通し

項目 2025年4月期予想 当期比(%)
売上高 53,467百万円 4.1%
営業利益 2,042百万円 17.5%
経常利益 2,083百万円 16.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 1,035百万円 -17.3%

見通しの増減について

売上高と営業利益の増加は、冷凍食品の販路拡大とロック・フィールドメンバーズの関係強化によるものです。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、人件費の上昇と採用コストの増加が影響しています。

まとめ

株式会社ロック・フィールドは、安定した業績を維持しつつ、新たな顧客接点の拡充と商品の付加価値向上に取り組んでいます。今後の見通しとしては、売上高と営業利益の増加が期待されますが、人件費の上昇に対する対策が重要です。総じて、現状は好調であり、今後の成長が期待されます。