≪カミヤドリ1巻｜角川コミックス・エース≫は面白い？つまらない？評判や口コミ、噂を忖度せず徹底検証!

カミヤドリ(1)について

本作は未来都市を舞台に、寄生体「カミヤドリ」による感染者を公安特捜浄化班が焼き払い処理するストーリーです。特捜隊員である「右腕」ジラルドと、彼に従うクールな少女ヴィヴィの掛け合いが物語を引っ張ります。

背景にある寄生虫的な恐怖や、それを抑圧する社会構造が重層的に描かれ、序盤から世界観に引き込まれる演出がなされています。

作品を手掛ける作者は「僕だけがいない街」で人気を博した実績があり、本作も緻密な描写と力強いアクションが光るとの評価が目立ちます。ジラルドの銃さばきやヴィヴィの佇まいに魅了される読者が多く、テンポ良く進むストーリーにも好感を持つ声が多いです。

また、巻末の後日談や作者のコラム的な描き下ろし漫画も含まれており、単なるアクション漫画に留まらない読みごたえを提供してくれます。

オリジナル用語を漢字に振り仮名で併記する演出が多く、初見の読者には読みにくいという声があります。電子書籍やスマホで読む際、仮名が潰れてしまい漢字だけが残るケースも指摘されました。また、設定説明が詰め込まれすぎて「頭が混乱した」と感じる人も少なくありません。

さらに人物の心情説明に乏しく、キャラに感情移入しにくいとの意見も見受けられます。

本作はシリアスな近未来アクションを好む読者に向いています。キャラクター同士の掛け合いや独特の世界観がしっかり描かれているため、設定の深堀や先の展開をじっくり楽しみたい人におすすめです。

価格帯も手頃で、続編までまとめて追いかけやすい点も魅力的です。

「カミヤドリ(1)」は独自の世界観で読者を引き込みつつ、重厚なアクションとキャラクター描写が魅力の作品です。振り仮名の多さによる読みづらさはありますが、悪質な噂やトラブル情報はなく、しっかり楽しめる一冊と言えます。SFホラーアクションが好きな方はぜひ手に取ってみてください。