
東京ESP(1) (角川コミックス・エース)
- 極貧女子高生リンカが“空飛ぶペンギン”を追って新東京タワーへ。見上げた空には“空を泳ぐ魚”の群れが現れ、未知なる世界の扉が開く!
- 不思議な体験を経て、リンカは人知を超える特殊能力を得る。圧倒的ビジュアルとスピーディな展開が魅力の学園アクションファンタジー、第一巻!
- 作品概要:貧乏女子高生リンカが“空飛ぶペンギン”と“空を泳ぐ魚”を追いかけ、超能力を手に入れる異色のSFアクション漫画。
- ポジティブな意見:テンポの良い展開や魅力的なキャラクター、安易な萌えに頼らない作風が高評価。
- ネガティブな意見:独特なコマ割りや背景素材の使い方への違和感、既視感ある設定に不満。
- おすすめ:超能力モノやシリアス+コミカルな作品が好きな人、X-MENや「エスパー魔美」ファン。
- 結論:細部に気になる点はあるものの、総じて読み応えあり。試し読み推奨。
東京ESP(1)について
- 作者:瀬川はじめ(「喰霊」原作者)
- ジャンル:SFアクション/超能力
- あらすじ:貧乏高校生リンカが謎の魚に触れESP能力を獲得
『東京ESP(1)』は角川コミックス・エースから刊行された超能力バトル漫画の第1巻です。極貧女子高生リンカが“空飛ぶペンギン”を追って東京タワーへ赴き、空を泳ぐ魚に触れたことで異能力を身に付ける──という斬新な設定が特徴。物語は序盤ながら伏線も多く張られ、次巻への期待を高める構成です。
東京ESP(1)のポジティブな意見や口コミについて
- ストーリー展開:どんでん返しではなく“急カーブ”を繰り返す緩急ある構成
- キャラクター:リンカを中心にサブキャラや敵役まで魅力的
- 作画:安易な萌え絵に頼らず、演出や動きのある演出が好評
多くの読者はまず瀬川はじめ氏の作風に惹かれています。前作『喰霊』同様、ベタな王道を踏みつつも、随所で意外性のある展開が現れる点が「読んでいて飽きない」「先が気になる」と高い評価を得ています。特に主人公リンカの“真面目で健気”な性格は、読者の心を掴んで離しません。
作画に関しても「動きが感じられる」「コミカルとシリアスのバランスが絶妙」といった意見が多数。テンポ良く、かつ視覚的にも楽しい演出が好評を博しています。さらに、超能力をめぐる葛藤や仲間との絆が丁寧に描かれ、単なるバトル漫画以上の厚みを感じられるという声が目立ちます。
東京ESP(1)の悪い評判や口コミについて
- コマ割り:独特で読みづらい、場面転換が唐突に感じる
- 作画の粗さ:背景の写真切り貼りや絵の荒さが気になる
- 既視感:超能力者の闘いという設定は「一般的すぎる」との指摘
一方で「最初の数ページはコマ割りに慣れるまで混乱した」「写真加工の背景が浮いて見える」など、視覚的な違和感を訴えるレビューも見られます。また、ストーリーに関しても「序盤は前置きが多くて盛り上がりに欠ける」「超能力バトルに既視感がある」といった声が散見されました。
さらに電子書籍版では文字の大きさが小さくて読みにくいという不満も。スマホで読む場合はサンプルで文字サイズを確認するか、タブレットやPCでの閲覧を推奨するレビューがありました。
東京ESP(1)はどんな人におすすめ?
- 超能力もの、SFアクションが好きな人
- コメディ要素とシリアスの両立を楽しみたい人
- 瀬川はじめ作品のファン(喰霊等)
- 動きのある演出やビジュアル重視の読者
本作はシリアスとコミカルが絶妙にミックスされた物語を求める人に特におすすめです。能力を得た主人公が抱える葛藤や、仲間との成長、謎めいた敵キャラの存在感など、単なるバトル漫画に留まらない深みがあります。
また「コマ割りや演出に少しクセがあるが、それでも面白さを感じる」「電子版では文字サイズに注意すればOK」という意見もあるので、試し読み機能を活用してから判断すると失敗が少ないでしょう。
まとめ
- 東京ESP(1)は設定の独自性とテンポの良さが光るSFアクション漫画。
- コマ割りや背景処理に慣れが必要な点、一部既視感あり。
- 電子版は文字サイズに注意。試し読みで確認を推奨。
- 超能力モノや瀬川はじめファンには満足度が高い作品。
総合的には「読んで損はない」と言える一冊です。多少のクセはあるものの、物語の魅力やキャラクターの生き生きとした描写がそれを補って余りあるため、初めての人もぜひ試し読みからチャレンジしてみてください。
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