
ざつ旅-That’s Journey- 1 (電撃コミックスNEXT)
- 新人漫画家・鈴ヶ森ちかが編集部からの全ボツに心折れ、思い立って飛び出した“ざつ旅”。目的地も予定もなく、気ままに綴る旅の記録が優しく心を癒やす、究極の旅コミック第1巻。
- “ここではない、どこか”を求めて、どこまでも自由気ままに続くチカの旅路。本書では、美しい風景描写とゆるやかな日常エピソードが織りなす、心と想像力を広げるポップな旅物語を満喫できる。
- 作品概要とコンセプト
- 肯定的口コミ:癒やしや旅欲刺激
- 否定的口コミ:作画や構成の粗さ
- おすすめ読者層:ゆる旅好き・日常系ファン
- 重大な噂・トラブルは特になし
ざつ旅-That’s Journey- 1について
- タイトルと刊行情報
- コンセプト:行き当たりばったりの“ざつな旅”
- 特徴:写真トレス・手書き文字・シンプルなコマ割り
本作は、新人漫画家の鈴ヶ森ちかがSNSの投票で進行方向を決めながら日本各地を気ままに散策する、ロードコミックです。タイトルの通り綿密な計画を立てず、偶然と発見を楽しむ“ざつな旅”をテーマに、風景やグルメ、温泉、美術館などを淡々と描写します。電撃コミックスNEXTレーベルから刊行され、2020年発売の第1巻でスタートしました。
作中には、写真画像を線画に抽出した背景トレスや手書き文字、コマ割りのシンプルさが特徴的です。これによりリアルな風景の臨場感を伝える一方、漫画的な演出やキャラクター会話には抑制を効かせ、エッセイ的な雰囲気を醸成しています。
ざつ旅-That’s Journey- 1のポジティブな意見や口コミについて
- ゆるい雰囲気で癒やされる声多数
- 実在の名物や絶景が旅欲を刺激
- コロナ禍でも旅気分を味わえる
多くの読者は「ふらりと旅をしている気分になれる」「ページをめくるたびにワクワク感があり、癒やされる」と賞賛しています。特に「会津若松の日本酒」「松島のあなご丼」など実在の名物を取り上げることで、聖地巡礼欲を掻き立てる点が好評です。
また、コロナ禍で外出自粛が続く中、漫画を読んで旅のイメージを膨らませたという声も。「イラストの絶景や食事シーンが心に染みる」「読後すぐに現地に行きたくなった」というレビューが多く寄せられています。
その他、「旅初心者にもわかりやすい情報量」「登場人物の自然体なやり取りが親しみやすい」「学びもある」といった意見もあり、ゆるい情報量ながらも読者の旅意欲を刺激する作品として評価されています。
ざつ旅-That’s Journey- 1の悪い評判や口コミについて
- 作画とコマ割りへの不満
- ストーリーの掘り下げ不足
- 写真トレスが「雑」に見える
一方で「コマ割りや演出が単調で平坦」「物語性が薄く、ストーリーの余韻を噛み締めにくい」という否定的意見も目立ちます。特に旅先での感情描写が数コマで終わってしまい、「旅情が味わえない」という指摘があります。
作画面では「背景トレスとキャラのテイストが合わない」「人物デッサンにムラがある」「手書き文字が下手で作品の緩さが裏目に出ている」といった批判が複数。エッセイ寄りとはいえ、漫画家志望の設定を考慮すると期待外れと感じる読者もいるようです。
さらに、「旅行ガイド的な観光地紹介に留まる」「深掘り不足で現地の空気感が伝わらない」「SNS連動企画は面白いが本編に反映されていない」といったレビューも散見され、好みを大きく選ぶ作品と言えそうです。
ざつ旅-That’s Journey- 1はどんな人におすすめ?
- 計画より偶然を楽しむゆる旅好き
- 日常系・エッセイ漫画ファン
- ライトに旅情報を知りたい人
以上を踏まえると、本作は計画性よりも気ままな旅情を味わいたい人、日常系エッセイ漫画が好きな人に向いています。一方で、しっかりした構成やドラマティックな展開を求める読者には物足りないでしょう。
また、登場人物の掘り下げが浅いため「キャラ萌え」や「人間ドラマ」を期待する人にも不向き。逆に、旅先グルメや絶景紹介をライトに楽しみたい人にはピッタリの一冊です。
まとめ
- 重大な悪い噂やトラブルは確認できない
- 肯定的口コミは「癒やし」「旅欲刺激」「親しみやすさ」が中心
- 否定的口コミは「作画・構成の粗さ」「旅情不足」「好みに左右される点」が中心
- おすすめは「ゆる旅好き」「日常系エッセイを好む人」「旅気分を手軽に味わいたい人」
総じて『ざつ旅-That’s Journey- 1』は、気ままなロードコミックとして一定の評価を得ていますが、好みを大きく選ぶ作品ともいえます。大きな噂やトラブルはなく、実際に旅に出たくなる読後感を求める人には一度手に取る価値があるでしょう。

ざつ旅-That’s Journey- 1 (電撃コミックスNEXT)
- 新人漫画家・鈴ヶ森ちかが編集部からの全ボツに心折れ、思い立って飛び出した“ざつ旅”。目的地も予定もなく、気ままに綴る旅の記録が優しく心を癒やす、究極の旅コミック第1巻。
- “ここではない、どこか”を求めて、どこまでも自由気ままに続くチカの旅路。本書では、美しい風景描写とゆるやかな日常エピソードが織りなす、心と想像力を広げるポップな旅物語を満喫できる。
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