さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫)
- 『さらに、やめてみた。自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方』は、「こうあるべき」から自由になるヒントを集めた一冊。小さな勇気で心が軽くなる実践録。
- サンダル、趣味サークル、共同貯金などを手放すことで、本当にやりたいことや大切な人との関係が見えてくる。自分らしさを取り戻す感動のシリーズ完結編。
- 「やめてみた」シリーズ完結編として話題になった作品
- 人間関係や日常の小さなストレスを減らすヒントが豊富
- 一方で「ネタが薄いのでは?」と感じる読者の声も
- 作者・夫くんの関係性に対する意見が多数
- 「子どもをもたない」という選択と夫婦の形が印象的
この記事では、そうしたポイントを章ごとに整理して解説します。まず最初に各章の要点をリスト形式で確認しましょう。
- 「さらに、やめてみた。」について
- 本書の概要や個性的なテーマ
- 著者「わたなべぽん」さんのスタイル
- シリーズ完結編としての位置づけ
- ポジティブな意見・口コミ
- 気軽に読める漫画エッセイ
- 自己肯定感の向上や共感の声
- 夫くんの優しさと夫婦関係に憧れる読者
- やばい噂・悪い評判
- 「ネタが単純すぎる」との指摘
- 夫くんの性格への違和感
- 他人への悪口っぽい表現や死角
- おすすめの読者層
- 何をやめればいいか悩んでいる人
- 生活をシンプルにしたい人
- やめてみることが怖い人への具体的ヒント
- まとめ
- 作品全体のメリット・デメリットの再確認
- 本書を楽しむためのポイント
「さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方」について
本書は「やめてみた」シリーズとして人気を博してきた、わたなべぽんさんのエッセイ漫画です。家事や人間関係など、日々の暮らしの中で当たり前と思われている習慣を「やめてみる」ことで、自分らしい生き方を探る様子が描かれています。シリーズ完結編と銘打たれており、「もうやめることなんてないのでは?」と思いきや、著者はまだまだ試行錯誤を続けているようです。
特に今回の作品には、「子どもをもたない夫婦としての生き方」や、友人関係での距離の取り方といった、比較的センシティブなトピックも含まれています。また、夫である“夫くん”との掛け合いが読者から高く評価されており、「配偶者との付き合い方を見直す参考になる」という声も少なくありません。
一方、「共感できる部分が多い」「読みやすくて気分転換になる」という声がある反面、「毎回同じようなテーマで、内容が薄くなっている」「当たり前のことばかり書かれていて新鮮さがない」といった声も見受けられます。最終作という位置づけだけに、期待値とのギャップが話題を呼んでいるのでしょう。
「さらに、やめてみた。」のポジティブな意見や口コミについて
まずはポジティブな意見や口コミを整理してみます。
- 気軽に読めて何回も読み返したくなる
シリーズのファンからは「何回も読み直している」「さらっと読めるから疲れたときに丁度いい」との声が多いです。文章やコマ数がほどよく、気分転換には最適との評判があります。 - 夫くんとのエピソードにほっこり
作者のわたなべぽんさんと夫くんのやりとりは、読んでいて微笑ましくなるという意見が目立ちます。夫婦での生活の中にある小さなやめてみた実践が、読者にとって参考になったとの感想が多いです。「夫くんが優しくて羨ましい」という声もありました。 - 自己肯定感が高まる
「自分のままで生きていい」「無理をしてまで人に合わせる必要はない」といった考え方が、読者に前向きな気持ちを与えているようです。同じようにママ友付き合いや会社の付き合いに疲れている方からは、「具体的に“やめる”イメージが見えた」と好評です。 - 体験談がリアルで共感できる
靴の履きかえや交友関係の整理など、「自分もやってみようかな」と思えるライトな内容が多く、実践へのハードルが低いのも人気の理由です。「あっという間に読めたけど、自分にも取り入れてみたいことが増えた」との声も少なくありません。 - 「やめてみたシリーズ」ファンとしての満足感
これまでのシリーズ作品を読んできたファンにとっては、ある意味「総まとめ」のような印象で、安心感を抱く人もいます。「自分らしく生きるための集大成」としてしっかり読めたという肯定的なコメントも見られます。
「さらに、やめてみた。」のやばい噂や悪い評判・口コミについて
一方で、これまでのシリーズに比べて「期待はずれ」「やる必要のないネタが多い」といった手厳しい意見も散見されます。以下、代表的な悪い評判を見てみましょう。
- ネタの単純さ
「スニーカーが歩きやすい」「クレジットカードを1枚にまとめる」など、取り上げているテーマがごく当たり前のことだという指摘があります。「そこを今さらやめることとして語られても、新鮮味がない」という声が大きいです。 - 夫くんの印象の変化
これまでは「優しくて穏やかな夫」というイメージが先行していましたが、本作では喧嘩シーンや気難しく感じるエピソードも描かれており、「こんな夫婦関係はちょっと違和感がある」と戸惑う読者もいるようです。 - 友人や知人へのネガティブ描写
「細眉のままの知人」や「遅刻ばかりする人」を悪いように描いている、という指摘も見受けられます。「『別にいいんだけど』と言いつつ他人のことを逐一チェックしているのが気になる」という声です。読者の中には、そこに共感より不快感を覚える人もいるようです。 - 作風のマンネリ化
シリーズが続くにつれ、同じようなテーマが繰り返され、内容に斬新さが感じられないという意見が多いです。「本にするほどの話ではない」「ネタが尽きているのでは?」とがっかりした感想も取り上げられています。 - 著者は既に“成功者”では?
子どもを選ばない夫婦でありながら、漫画家として活躍し配偶者に理解がある。そうした恵まれた環境だからこそ書けるエッセイだと感じる人もいます。普通の人の苦労や葛藤とは少しズレを感じるという声もあるようです。
「さらに、やめてみた。」はどんな人におすすめ?
以上の口コミ・評判を踏まえると、次のような方々におすすめできそうです。
- 気軽に読める漫画エッセイを探している人
活字の自己啓発書が苦手でも、サクッと読めるので楽しみやすいです。 - 「やめる」ことで生きやすくなりたい人
生活上のちょっとしたストレスを減らすヒントがいくつも見つかるかもしれません。「遅刻する友達との付き合い方」など、「なるほど」というアイデアがすぐ見つかる可能性があります。 - 夫婦やパートナーとの関係を少し見直したい人
夫くんとの具体的なやりとりが描かれ、場面ごとの解決策も多いです。家族の在り方にともなうモヤモヤを抱えた読者には、一つの参考になるでしょう。 - シリーズファンで総集編のように楽しみたい人
すでに2作、3作と読んできた人には馴染みのあるテーマが多く、シリーズ完結として読んでおきたいという気持ちを満たしてくれます。
反対に、「もっと高度なやめるテクニックを知りたい」「本格的なライフハックを期待している」方には物足りない可能性が高いです。また、他人への皮肉っぽい表現に敏感な方は、読みながらストレスを感じてしまうかもしれません。
まとめ
「さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方」は、わたなべぽんさんによるシリーズの完結編として、多くの読者を楽しませてきました。日常の「気になること」を思い切ってやめてみるというテーマは、一見単純そうでいて、実際には多くの人ができずに抱えている悩みです。しかし、本作では「サンダルをやめてスニーカーにしたら快適」など、一歩踏み出してみると意外とハードルは低いという具体例が紹介されています。
一方、「内容が薄い」「マンネリ気味」といった声があることも事実です。全体的にやさしいタッチで描かれる情報は、既に多くの人が実践している内容かもしれません。著者の個性や生活をベースにした等身大エッセイに共感するか、「もう少し新しい発見が欲しい」と感じるかは、読む人の求めるもの次第でしょう。
もし、自分の中で「こうあるべき」という思い込みにとらわれているなら、まずは小さなところから「やめてみる」行動を試してみるのもいいかもしれません。本書のエピソードを参考にすると、日々の暮らしがほんの少しだけでも心地よくなるヒントが見つかるはずです。これまでにシリーズを読んだ人は、完結編としてさらなる共感を得られるかもしれませんし、本作から初めて手に取ってみるのも悪くはないでしょう。
ポジティブ・ネガティブ両面の評判がある作品ではありますが、「日常を軽くするアイデア」が欲しい方には試す価値のある一冊だと思います。ぜひ実際に手に取って、自分なりの「やめてみた」を見つけるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
さらに、やめてみた。 自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫)
- 『さらに、やめてみた。自分のままで生きられるようになる、暮らし方・考え方』は、「こうあるべき」から自由になるヒントを集めた一冊。小さな勇気で心が軽くなる実践録。
- サンダル、趣味サークル、共同貯金などを手放すことで、本当にやりたいことや大切な人との関係が見えてくる。自分らしさを取り戻す感動のシリーズ完結編。
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